タイトルの通り、ZenFone ARを購入したので、Tango開発の視点で軽くレビューします。
届いた。 pic.twitter.com/0KaB69t6pB
— jyuko (@jyuko49) 2017年6月23日
購入のきっかけ
Lenovo Phab2 ProでTangoの開発はできていたので、購入するかどうかは迷いましたが、次のステップとしてTango2台での空間共有がやりたかったので、Phab2 Proの2台目を買うよりはZenFone ARの方が面白いかな、ということで購入を決定。
スペック上のPhab2 Proとの差異として、
- Phab2 Proよりもメモリ/CPUが高性能
- VRプラットフォームのDaydreamにも対応
- Android7が標準インストール
といった点があります。その分、価格は倍くらいしますけどね。
AR/VRで色々やるにはメモリが必要になりそうなので、8GBモデルにしました。
見た目
Phab2 Proと並べてみました。
Phab2 Proのデカさが際立ちます。ZenFone ARも5.7インチあるので小さい感じはしませんが、この辺は個人差もあると思います。
背面カメラ、センサーの配置も違っています。ZenFone ARの方がコンパクトにまとまっていますね。
Tangoを動かしてみる
Unityアプリ
Phab2 Proで開発、デバッグしていたクエリちゃんズ(仮)をインストールしてみました。
なんか起動が遅いけど、無事動いた。 pic.twitter.com/IJFlrnyMh2
— jyuko (@jyuko49) 2017年6月23日
結果として、アプリは問題なく動作しましたが、ゲーム開始するまでに20秒くらい待たされる問題が発生してしまい、原因を調査中です。
Tangoを起動してからOnTangoPoseAvailableになるまでの処理で時間がかかっているようで、同じアプリをPhab2 Proに入れても発生しません。OSバージョンが違うからですかね?
3DRでメッシュ構成する速さや全体的なFPSは、やはりZenFone ARの方が出ている気がします。
WebARアプリ
次に、WebARを試してみました。
WebARについては、こちらを参照ください。
qiita.com
WebARでMMDですが、メモリが潤沢なZenFoneARだとサイズ大きめのモデルも表示できて楽しいです。#webar #MMD pic.twitter.com/Jb66lJCI5P
— jyuko (@jyuko49) 2017年6月24日
モデルによっては2体いけますね。#webar #MMD pic.twitter.com/4SU4vnhJnk
— jyuko (@jyuko49) 2017年6月24日
Phab2 Proではメモリ不足と思われるアプリ落ちが頻発し、ライブラリやMMDモデルのサイズによっては起動すらできませんでしたが、ZenFone ARはLoadが安定していて、Phab2 Proで表示できなかったモデルも表示できました。
ただ、アニメーションや移動を実装しようとすると、ZenFone ARでもアプリ落ちすることがあります。
この辺りは無理をせずに、ブラウザのアップデートを待ちたいと思います。
WebARでお借りしたMMDモデルはこちらです。
3d.nicovideo.jp 3d.nicovideo.jp
アプリを動かしてみて
ちょっと、スマホ熱すぎない?
ていうか、ZenFoneAR別の意味で激アツなんですけど? スマホあつくない??したら、いい数値出てる。 pic.twitter.com/xImUpOPPJo
— jyuko (@jyuko49) 2017年6月23日
あまりの熱さに、即アプリ入れちゃいました。 play.google.com
Daydreamはゴーグルに入れるからまだいいとして、TangoのARはスマホを手で持つことが多いので、ケースを付けるなどの対策が必要かもしれません。
Daydreamは?
まだ試していません。
ホーム画面に"Daydream"のアイコンがあったので試してみようとは思ったのですが、
お持ちでないです(まだ日本では売ってません)
ちなみに、持っていることにして先に進むと、
何故、VRを試すのにお支払情報が必須なのか・・・。
という感じなので、Daydream Viewを入手してから試します。